英単語学習ラボ

jeans

/dʒiːnz/(ヂィーンズ)

最初の /dʒ/ は日本語の『ジ』よりも、少し唇を丸めて出す音です。舌先はどこにも触れず、息を出すイメージで発音すると良いでしょう。/iː/ は長母音なので、日本語の『イ』よりも長く伸ばしてください。最後にわずかに 'z' の音を意識すると、よりネイティブに近い発音になります。

名詞

ジーンズ

丈夫な綿製ズボン。カジュアルな服装の代表。様々なスタイルや色がある。

I put on my favorite blue jeans before going to the park.

公園へ行く前に、お気に入りの青いジーンズを履きました。

「put on」は「〜を身につける」という意味で、服を着る動作を表します。天気の良い日に公園へ出かける、リラックスした気分が伝わるシーンですね。ジーンズはカジュアルな外出によく選ばれます。

She was looking for a new pair of jeans that fit her well.

彼女は自分にぴったり合う新しいジーンズを探していました。

「look for」は「〜を探す」という意味です。ジーンズを買うとき、サイズや形が「fit well(ぴったり合う)」ことはとても大切ですよね。お店で真剣に選んでいる様子が目に浮かびます。

Oh no, I spilled juice on my favorite jeans!

ああ、しまった、お気に入りのジーンズにジュースをこぼしちゃった!

「Oh no」は何か失敗した時に使う、驚きやがっかりを表す表現です。「spill」は「〜をこぼす」という意味。せっかくのお気に入りの服を汚してしまい、ちょっとがっかりしている様子が伝わってきますね。

コロケーション

a pair of jeans

ジーンズ1着

ジーンズは左右の足の部分が繋がった「対」になっているため、英語では常に複数形 (jeans) で扱います。そのため、1着を数える際には 'a pair of' という表現を使います。これは、靴や手袋など、通常ペアで使うものと同様の扱い方です。'one jeans' とは言いません。日常会話で最も基本的な表現です。

skinny jeans

スキニージーンズ

体にぴったりとフィットするジーンズのスタイルを指します。'skinny' は「痩せた」「細い」という意味で、その形状を表しています。ファッション用語として広く使われており、年齢や性別を問わず、様々な文脈で用いられます。関連語として、'slim-fit jeans'(スリムフィットジーンズ)や 'straight-leg jeans'(ストレートレッグジーンズ)など、ジーンズのシルエットを表す様々な形容詞があります。

acid-wash jeans

アシッドウォッシュジーンズ

脱色剤でまだら模様に色落ちさせたジーンズのこと。1980年代に流行したスタイルで、現在ではレトロファッションとして認識されています。 'acid wash' は、元々は軽石などを利用してジーンズを加工する手法でしたが、現在では化学薬品を使うのが一般的です。ファッションの歴史やトレンドに触れる際に登場する表現です。

ripped jeans

破れたジーンズ

'ripped' は「破れた」という意味で、意図的にダメージ加工が施されたジーンズを指します。 若者文化やストリートファッションでよく見られ、反抗的なイメージや個性を表現する手段として用いられます。 破れの程度や場所によって、'distressed jeans'(より控えめなダメージ加工)や 'destroyed jeans'(激しく破れたジーンズ)などのバリエーションがあります。

dress down (in jeans)

ジーンズなどのカジュアルな服装をする

普段よりもくだけた服装をすることを意味します。会社などで、普段はスーツを着る人が、ジーンズなどのカジュアルな服装で出勤する場合などに使われます。 'dress up' (正装する) の対義語として覚えておくと便利です。 'dress down Friday' (カジュアルフライデー) という言葉もよく使われます。

pull on (one's) jeans

ジーンズをさっと履く

'pull on' は衣服を「引っ張って着る」という動作を表す句動詞です。急いでいる時や、特に考えずに服を着る様子を表します。例えば、「遅刻しそうだったので、急いでジーンズを引っ張って履いた」のように使います。類似表現として、'slip on' (滑り込ませるように着る) などがあります。

high-waisted jeans

ハイウエストジーンズ

ウエスト位置が高めに作られたジーンズのこと。脚長効果があり、スタイルを良く見せる効果があります。ファッション用語として広く使われ、特に女性向けのファッション雑誌やオンラインショップなどで頻繁に見られます。反対に、ウエスト位置が低いジーンズは 'low-waisted jeans' と呼ばれます。

使用シーン

アカデミック

服飾史や社会学の研究論文などで、ジーンズの歴史や文化的影響について論じる際に使用されます。例:『ジーンズの労働着からファッションアイテムへの変遷』といったテーマの研究。

ビジネス

アパレル業界のマーケティング報告書や、カジュアルな服装が許可されているIT企業などで、服装規定について言及する際に使われることがあります。例:『オフィスにおけるジーンズ着用の可否に関する規定』

日常会話

日常会話で頻繁に使われます。友人とのショッピングや服装の話題で、ジーンズの種類や着心地について話す場面が考えられます。例:『このジーンズ、すごく履きやすいんだよね』

関連語

類義語

  • ズボン全般を指す一般的な言葉。フォーマルな場面からカジュアルな場面まで幅広く使用される。イギリス英語でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"Jeans"が特定の素材とスタイル(デニム生地)を指すのに対し、"trousers"は素材やスタイルを問わない。よりフォーマルな印象を与える。 【混同しやすい点】アメリカ英語では"pants"が一般的だが、イギリス英語では"trousers"がズボン全般を指す。"Jeans"は特定の種類の"trousers"である。

  • ズボン全般を指す一般的な言葉。アメリカ英語で最も一般的な表現。カジュアルな場面でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"Jeans"が特定の素材とスタイル(デニム生地)を指すのに対し、"pants"は素材やスタイルを問わない。より一般的な表現。 【混同しやすい点】イギリス英語では"pants"は下着を意味することがあるため、ズボンを指す場合は"trousers"を使う方が誤解を避けることができる。

  • denims

    "Jeans"の素材であるデニム生地で作られたズボンを指す。やや専門的な用語で、ファッション業界などで使われることがある。 【ニュアンスの違い】"Jeans"は一般的な言葉だが、"denims"は素材に焦点を当てた表現。複数形で使われることが多い。 【混同しやすい点】"Denims"は素材を指す場合もあるため、文脈によってはズボンそのものを指しているのか、素材について言及しているのかを判断する必要がある。

  • slacks

    ゆったりとしたシルエットのズボンを指す。カジュアルな場面からビジネスシーンまで幅広く使用される。 【ニュアンスの違い】"Jeans"がカジュアルな印象を与えるのに対し、"slacks"はよりフォーマルで上品な印象を与える。素材もデニムに限らない。 【混同しやすい点】"Slacks"は"jeans"よりもフォーマルな場面に適しているため、カジュアルな場面では"jeans"を使う方が自然。

  • dungarees

    胸当てと肩紐がついたズボンを指す。元々は作業着として使われていたが、現在ではファッションアイテムとしても人気がある。 【ニュアンスの違い】"Jeans"が一般的なズボンを指すのに対し、"dungarees"は特定のスタイルを指す。よりカジュアルで可愛らしい印象を与える。 【混同しやすい点】"Dungarees"はオーバーオールのようなデザインを指すため、一般的な"jeans"とは異なる。

派生語

  • 「デニム」は「jeans」の素材として知られる丈夫な綾織の綿生地を指します。「jeans」が特定の衣類を指すのに対し、「denim」は生地そのものを指す点が異なります。フランスのニーム(Nîmes)で作られた生地であることから「serge de Nîmes(ニームのサージ)」が短縮されて「denim」となりました。日常会話やファッション業界で頻繁に使われます。

  • dungaree

    「ダンガリー」は、元々はインドのダンガリー村で作られた粗末な厚手の綿布を指し、これが作業着などに使われました。「jeans」と同様に丈夫な生地ですが、より粗く、カジュアルな印象があります。アメリカでは「オーバーオール」を指すこともあります。作業着やカジュアルウェアの文脈で使用されます。

反意語

  • formal wear

    「formal wear」は「正装」を意味し、「jeans」が持つカジュアルな性質と正反対です。結婚式、公式晩餐会、ビジネス会議など、特定のドレスコードが求められる場面で着用されます。「jeans」が普段着であるのに対し、「formal wear」は特別な機会のための服装です。

  • dress pants

    「dress pants」は「スラックス」や「ドレスパンツ」を指し、「jeans」よりもフォーマルな印象を与えます。ビジネスシーンやセミフォーマルな場面でよく着用され、「jeans」のカジュアルさとは対照的です。素材や仕立てによってフォーマル度が変わります。

語源

「jeans」という単語は、イタリアのジェノヴァ(Genoa)で作られた丈夫な綿織物「jean」に由来します。ジェノヴァは英語で「Genoa」と表記されますが、フランス語では「Gênes(ジェーヌ)」となり、この「Gênes」に複数形を表す「s」が付いて「jeans」となりました。つまり、「jeans」は「ジェノヴァ製の布」という意味合いから、その布で作られたズボンを指す言葉として定着したのです。元々は作業着として用いられた丈夫な生地が、場所の名前を冠して世界中で愛されるファッションアイテムになった、という歴史的背景があります。

暗記法

ジーンズは、ゴールドラッシュの作業着から、アメリカのフロンティア精神を象徴する存在へ。戦後、ジェームズ・ディーンが反逆の象徴として身につけ、若者文化に浸透。ヒッピーたちはカスタマイズで個性を表現し、社会変革の象徴にもなりました。労働着から反逆のアイコン、そして大衆文化へ。その変遷は、アメリカ社会の価値観の変化を映し出す鏡なのです。

混同しやすい単語

genes

発音が非常に似ており、特に複数形の発音では区別が難しい。スペルも 'j' と 'g' の違いのみ。意味は『遺伝子』であり、文脈が全く異なる。genes は生物学でよく使われる単語なので、文脈から判断する必要があるでしょう。

発音は似ているが、アクセントの位置が異なる(jeansは最初、geniusは最初または2番目)。スペルも一部共通する。意味は『天才』。発音記号を確認し、アクセントの位置を意識することで区別できる。

gins

発音が似ており、特に語尾の 's' が聞こえにくい場合、混同しやすい。意味は『ジン』というお酒の複数形。スペルも似ているため、文脈から判断する必要がある。

jeers

発音が似ており、特に早口で話されると区別が難しい。スペルも 'jea' の部分が共通しているため、視覚的にも混同しやすい。意味は『嘲笑する』という動詞または『嘲笑』という名詞。発音記号を確認し、母音の違いを意識することで区別できる。

'ea' の部分の発音が似ており、意味も「手段」「財産」など複数あり、文脈によってはジーンズと関連付けられなくもないため、誤解を生む可能性がある。スペルも短いので見間違えやすい。文脈をよく読み、品詞や意味の違いを意識する必要がある。

beans

発音が似ており、特にカジュアルな会話では区別が難しい場合がある。スペルも 'ea' の部分が共通している。意味は『豆』の複数形。食品関連の話題で出てきた場合は、ジーンズではないと判断できる。発音を意識して区別することが重要。

誤用例

✖ 誤用: He wore a jeans to the formal party.
✅ 正用: He wore jeans to the formal party.

『jeans』は常に複数形で使用されます。これは、もともと2つの部分からなる衣服(両足を入れる部分が分かれている)として認識されていた名残です。日本語では単数形で『ジーンズ』と言うことがありますが、英語では常に複数形を使用することを覚えておきましょう。また、フォーマルなパーティーにジーンズを履いていくこと自体が場違いである可能性が高いです。もし本当にジーンズを履いていくなら、皮肉や反骨精神を込めているニュアンスになります。

✖ 誤用: My jeans is blue.
✅ 正用: My jeans are blue.

前の例と同様に、『jeans』は複数形であるため、動詞も複数形に合わせて『are』を使用する必要があります。日本人は主語と動詞の一致でミスをすることが多いですが、特に複数名詞の場合は注意が必要です。無生物主語の場合、日本語では単数複数があまり意識されないため、英語に直訳する際に誤りが生じやすいです。例えば『私のジーンズ』という日本語から、つい単数形の動詞を選んでしまいがちです。

✖ 誤用: I bought a new jean.
✅ 正用: I bought a new pair of jeans.

『jeans』は数えられない名詞ではありませんが、通常は『a pair of jeans』のように表現します。これは、2つの足を入れる部分がセットになっているという考え方が背景にあります。日本語では『新しいジーンズを買った』と言う場合、単数形で表現することが一般的ですが、英語では『a pair of jeans』または単に『jeans』と言う必要があります。『a new jean』という表現は不自然に聞こえます。服飾品で2つで1組になっているものを数える際は、pair of を用いることを覚えておくと良いでしょう。

文化的背景

ジーンズは、単なる作業着から反逆と自由の象徴となり、やがて大衆文化の象徴として世界を席巻しました。その変遷は、アメリカ社会の価値観の変化と深く結びついています。

ジーンズの起源は、19世紀後半のゴールドラッシュ時代に遡ります。リーバイ・ストラウスが、鉱山労働者のために丈夫な作業着として開発したのが始まりでした。当初は、実用性のみが重視され、耐久性の高い生地とリベットによる補強が特徴でした。しかし、20世紀に入ると、その頑丈さと手軽さから、カウボーイや農場労働者など、アメリカのフロンティア精神を象徴する人々にも愛用されるようになります。映画の中の英雄たちがジーンズを身につけることで、そのイメージはさらに強化され、ジーンズは「アメリカの労働者の服」という確固たる地位を築きました。

第二次世界大戦後、ジーンズは若者文化の中で新たな意味を獲得します。1950年代の映画『理由なき反抗』でジェームズ・ディーンがジーンズを着用したことで、反抗と若さの象徴として爆発的な人気を博しました。既成概念にとらわれない自由な精神を表現するアイテムとして、ジーンズは若者たちの間で広まりました。同時に、ジーンズは社会への反抗の象徴とみなされ、学校や職場によっては着用が禁止されることもありました。しかし、その禁じられた魅力こそが、ジーンズのステータスを高めることになったのです。

1960年代以降、ジーンズはカウンターカルチャーの象徴として、平和運動や公民権運動など、社会変革を求める人々の間で広く支持されるようになります。ヒッピーたちは、ジーンズをカスタマイズし、刺繍やパッチワークを施すことで、個性を表現しました。また、ジーンズは、労働者階級のファッションから、ハイファッションの世界にも進出し、デザイナーズジーンズが登場するなど、その多様性はますます広がりました。今日、ジーンズは、年齢、性別、国籍を問わず、世界中の人々に愛される普遍的なファッションアイテムとなりました。しかし、その背景には、アメリカの労働者の服から、反逆の象徴、そして大衆文化のアイコンへと変貌を遂げた、興味深い文化的変遷が隠されているのです。

試験傾向

英検

- 出題形式: 主に長文読解、まれに語彙問題。リスニングで状況説明として登場する場合も。

- 頻度と級・パート: 2級以上。特に準1級、1級の長文読解。

- 文脈・例題の特徴: カジュアルな日常会話、またはファッション、アパレル関連の記事で登場。

- 学習者への注意点・アドバイス: 複数形であること。服装に関する一般的な語彙として覚えておく。ジーパン、Gパンなどカタカナ英語との対応も理解しておく。

TOEIC

- 出題形式: 主にPart 5 (短文穴埋め問題)やPart 7 (長文読解問題)。

- 頻度と級・パート: 頻度は高くないが、アパレル業界やカジュアルな職場環境を扱った問題で登場の可能性あり。

- 文脈・例題の特徴: 従業員の服装規定に関するメール、カジュアルフライデーに関する告知、またはアパレルショップの広告などで使われる。

- 学習者への注意点・アドバイス: 複数形であること。ビジネスシーンではフォーマルな服装が求められる場合が多いため、jeansが適切かどうか文脈から判断する。

TOEFL

- 出題形式: 主にリーディングセクション。ごく稀にリスニングセクション。

- 頻度と級・パート: 頻度は低い。カジュアルな話題が出た際に使われる程度。

- 文脈・例題の特徴: アメリカの文化、若者文化、ファッションに関する文章などで使用される可能性がある。

- 学習者への注意点・アドバイス: アカデミックな文脈ではあまり使われないため、TOEFL対策としては優先順位は低い。ただし、意味を知らないと文脈が理解できない場合があるので、基本的な単語として覚えておく。

大学受験

- 出題形式: 主に長文読解問題。

- 頻度と級・パート: 難関大学ほど出題頻度は低い。カジュアルな内容の文章で稀に登場する。

- 文脈・例題の特徴: 若者のライフスタイル、ファッション、文化に関する文章で使われる可能性がある。

- 学習者への注意点・アドバイス: 基本的な単語なので意味を知らないと読解に影響が出る可能性がある。服装に関する語彙として覚えておく。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年7月18日

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