vicious cycle
負の連鎖
ある問題が別の問題を誘発し、それがさらに最初の問題を悪化させるような、悪い状況が相互に影響しあって悪化していく状態を指す。解決が困難な状況を表すことが多い。
She felt trapped in a vicious cycle of stress and poor sleep every night.
彼女は毎晩、ストレスと睡眠不足の負の連鎖に閉じ込められていると感じていました。
※ この例文は、個人的な生活習慣や感情が絡み合って、なかなか抜け出せない悪い状況が続く様子を描いています。例えば、ストレスで眠れず、眠れないことでさらにストレスがたまる、といった状況です。「feel trapped in ~」は「〜に閉じ込められていると感じる」という、どうしようもない状況を表現するのに便利なフレーズです。
The lack of jobs in the town created a vicious cycle of poverty for many families.
その町での仕事の不足は、多くの家族にとって貧困の負の連鎖を生み出しました。
※ ここでは、社会や経済の大きな問題が、次々と悪い結果を生み出す状況を表しています。仕事がないために収入が得られず、貧しさが続き、さらに教育の機会も失われてしまう、といった悪循環です。ニュースや社会問題の議論で非常によく使われる表現です。「lack of ~」は「〜の不足」という意味で、問題の原因を説明する際によく使われます。
Their constant arguments led to a vicious cycle of misunderstanding and anger between them.
彼らの絶え間ない口論は、お互いの間の誤解と怒りの負の連鎖につながりました。
※ この例文は、人間関係のトラブルが、さらに悪い結果を招いてしまう状況を描いています。些細な口論が続き、お互いの気持ちがすれ違い、さらに怒りが募っていく、といった悪循環です。「lead to ~」は「〜につながる、〜という結果になる」という意味で、ある状況が別の状況を引き起こす関係を説明するのに便利です。
悪循環
悪い状態や行動が原因となって、さらに悪い状態や行動を引き起こし、それが繰り返されること。抜け出すのが難しい状況を指す。
He got into a vicious cycle: not enough sleep made him tired, so he couldn't study well.
彼は悪循環に陥った。十分な睡眠が取れないと疲れてしまい、よく勉強できなかったのだ。
※ 勉強や仕事において、寝不足がパフォーマンスの低下を招き、それがまた寝不足の原因となるような、誰もが経験しうる「悪循環」の典型例です。「get into a vicious cycle」は「悪循環に陥る」という、とても自然な言い回しです。
For many families, not having enough money can lead to a vicious cycle of poor health and more debt.
多くの家庭にとって、十分なお金がないことは、健康状態の悪化とさらなる借金という悪循環につながりかねません。
※ 経済的な問題が健康や借金といった別の問題を引き起こし、それが元の問題をさらに悪化させるという、社会的な悪循環を表しています。ニュースや社会問題について話す際によく使われる文脈です。「lead to a vicious cycle」は「悪循環を引き起こす/〜につながる」という形で使われます。
In their relationship, not talking about problems led to a vicious cycle of anger and distance.
彼らの関係では、問題について話し合わないことが、怒りと心の距離という悪循環を生み出した。
※ 人間関係において、コミュニケーション不足が誤解や不満を募らせ、結果的にお互いの心が離れていくという「悪循環」を描写しています。感情や人間関係の機微を伝える際によく使われる表現です。「create a vicious cycle」や、この例文のように「lead to a vicious cycle」も「悪循環を生み出す」という意味で使えます。
コロケーション
悪循環に陥る
※ 「enter」は「〜に入る」という意味で、比喩的にある状態や状況に足を踏み入れることを表します。この場合、「vicious cycle」(悪循環)という望ましくない状況に陥ることを意味します。ビジネスシーンや日常生活で、問題が連鎖的に発生し、状況が悪化していく様子を説明する際に使われます。例えば、「業績不振が社員のモチベーション低下を招き、それがさらなる業績不振につながる」といった状況を説明する際に適しています。構文は「enter + a/the + vicious cycle」となります。
悪循環を断ち切る
※ 「break」は「壊す」「断ち切る」という意味で、悪循環という負の連鎖を止める、という意味合いを持ちます。問題解決や状況改善を目指す文脈で非常によく使われます。たとえば、「貧困の連鎖を断ち切る」「負の感情の連鎖を断ち切る」といった具体的な文脈で使用されます。この表現は、単に問題を解決するだけでなく、根本的な原因に対処し、再発を防ぐというニュアンスを含んでいます。構文は「break + the + vicious cycle」となります。
貧困の悪循環
※ 貧困が次の貧困を生み出す構造を指します。教育機会の不足、健康問題、雇用の不安定さなどが相互に作用し、貧困から抜け出すことが困難になる状況を表します。社会問題や経済学の議論で頻繁に用いられる表現で、単に経済的な困窮を示すだけでなく、それが世代を超えて連鎖する深刻さを示唆します。名詞句として「the vicious cycle of poverty」のように使われることが多いです。
暴力の悪循環
※ 暴力が新たな暴力を生み出す状況を指します。家庭内暴力、地域紛争、国際紛争など、様々なレベルで発生しうる現象です。暴力の被害者が加害者になる、あるいは暴力的な環境で育った子供が暴力的になる、といった連鎖を意味します。社会学、心理学、国際関係論などで議論されるテーマであり、問題の根深さと解決の難しさを示唆します。名詞句として「the vicious cycle of violence」のように使われます。
悪循環に巻き込まれる
※ 「get caught in」は「〜に巻き込まれる」という意味で、意図せず悪循環に陥ってしまう状況を表します。自分の意志とは関係なく、状況や環境によって悪循環に引きずり込まれるニュアンスがあります。例えば、「借金が膨らみ、返済のためにさらに借金をする」といった状況を説明する際に使われます。口語的な表現で、フォーマルな場面では「enter a vicious cycle」の方が適しています。構文は「get caught in + a + vicious cycle」となります。
悪循環を永続させる
※ 「perpetuate」は「永続させる」「固定化する」という意味で、悪循環が続く原因や行動を指します。意図的または無意識的に、悪循環を悪化させる行動や政策などを批判的に表現する際に用いられます。例えば、「差別的な政策が社会的分断を深め、それがさらなる差別を招く」といった状況を説明する際に使われます。フォーマルな場面や学術的な文脈でよく使われます。構文は「perpetuate + a + vicious cycle」となります。
悪循環を逆転させる
※ 「reverse」は「逆転させる」という意味で、悪循環の流れを良い方向に変えることを意味します。問題解決や状況改善に向けて積極的に行動するニュアンスがあります。例えば、「企業の経営改革によって業績が回復し、社員のモチベーションが向上する」といった状況を説明する際に使われます。ビジネスシーンでよく用いられる表現です。構文は「reverse + a + vicious cycle」となります。
使用シーン
学術論文や研究発表で、ある現象が悪化していく過程を説明する際に用いられます。例えば、経済学の研究で「貧困の悪循環」について分析したり、社会学の研究で「差別が差別を生む悪循環」を論じたりする際に使われます。文語的な表現です。
ビジネスシーンでは、プロジェクトの遅延や業績不振の原因を説明する際に、比較的フォーマルな文脈で使われます。例えば、「コスト削減の失敗が悪循環を招き、品質低下につながった」というように、報告書やプレゼンテーションで用いられることがあります。口語よりは文語的な表現です。
日常会話ではあまり使われませんが、ニュース記事やドキュメンタリー番組などで、社会問題や個人的な問題が悪化していく状況を説明する際に使われることがあります。例えば、「借金が借金を生む悪循環」や「睡眠不足がストレスを増幅させる悪循環」といった形で用いられます。やや硬い表現なので、日常会話では別の表現(例えば、things spiraling out of control)が好まれる傾向があります。
関連語
類義語
- downward spiral
事態が徐々に悪化していく状況を表す。経済、人間関係、健康など、様々な状況で使用される。比喩的な表現。 【ニュアンスの違い】"vicious cycle"とほぼ同義だが、より緩やかで連続的な悪化のプロセスを強調する傾向がある。また、"spiral"は渦巻き状に悪化していくイメージを含む。 【混同しやすい点】"vicious cycle"は悪循環の構造自体に焦点を当てる一方、"downward spiral"は悪化のプロセスや結果に重点を置く。したがって、具体的な悪化の様子を説明する文脈でより適している。
- negative feedback loop
システム理論や生物学で、ある変化が別の変化を引き起こし、それが最初の変化をさらに促進する現象。学術的な文脈で使われることが多い。 【ニュアンスの違い】"vicious cycle"よりも形式的で、客観的な分析を伴う場合に用いられる。感情的なニュアンスは少ない。原因と結果の関係性を明確に示したい場合に適している。 【混同しやすい点】"negative feedback loop"は必ずしも悪い結果を意味しない。元の状態から遠ざかる変化を指すだけで、それが良い変化の場合もある。"vicious cycle"は常に悪い状況を指す。
- Catch-22
どう行動しても解決できない、矛盾した状況を表す。元々はジョセフ・ヘラーの小説のタイトル。日常会話や文学的な文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】"vicious cycle"よりも状況の理不尽さや絶望感を強調する。抜け出すことの難しさ、不条理さがより強く表現される。 【混同しやすい点】"Catch-22"は、行動の選択肢が限定され、その選択肢自体が問題を悪化させるという特殊な状況を指す。"vicious cycle"はより一般的な悪循環を意味する。
ある予測が、それ自体が原因で現実になる現象。社会学や心理学で用いられる。 【ニュアンスの違い】"vicious cycle"と似ているが、予測や期待が現実を歪めるという点が異なる。最初のきっかけが予測や信念である点が特徴。 【混同しやすい点】"self-fulfilling prophecy"は、最初の予測がなければ悪循環は発生しない。一方、"vicious cycle"は必ずしも最初の予測や信念を必要としない。
- vicious circle
"vicious cycle"と全く同じ意味。スペルと発音が異なるだけで、意味や用法に違いはない。 【ニュアンスの違い】どちらの表現も同じように使用できるが、"vicious cycle"の方が一般的。 【混同しやすい点】どちらの表現を使っても意味は通じるが、"vicious cycle"を使用する方が無難。
- death spiral
破滅的な結末に向かって急速に悪化する状況。ビジネスや金融、航空業界などで用いられる。 【ニュアンスの違い】"vicious cycle"よりも深刻で、不可逆的な状態を表す。最終的な破滅が近いことを示唆する。 【混同しやすい点】"death spiral"は、悪化のスピードと破滅的な結末に重点が置かれる。"vicious cycle"は、必ずしも破滅的な結末を意味しない。
派生語
『悪意をもって』『ひどく』という意味の副詞。『vicious(悪意のある)』に副詞化の接尾辞『-ly』が付いた形。形容詞が表す性質を伴って行動が行われる様子を表す。例えば、『viciously attack(激しく攻撃する)』のように使われる。日常会話から報道まで幅広く使われる。
- viciousness
『悪意』『残酷さ』という意味の名詞。『vicious(悪意のある)』に名詞化の接尾辞『-ness』が付いた形。抽象的な概念を指し、人の性格や行為の性質を表す。例えば、『the viciousness of the crime(犯罪の悪質さ)』のように使われる。学術論文や報道記事など、ややフォーマルな文脈で用いられることが多い。
反意語
- virtuous cycle
『好循環』という意味。『vicious cycle(悪循環)』と対照的に、ある行動や状況が好ましい結果を生み、それがさらに好ましい結果を連鎖的に生み出す状態を指す。ビジネス、経済、日常生活など、幅広い文脈で用いられ、『悪循環』からの脱却やポジティブな変化を表す際に使われる。
- benign cycle
『良性のサイクル』という意味。『vicious cycle』が有害な影響を及ぼすのに対し、『benign cycle』は無害または有益な影響を及ぼすサイクルを指す。医学的な文脈(病状の進行など)や、穏やかな気候変動など、害がない、あるいは良い影響を与える状況を表す際に用いられる。
語源
"vicious cycle"は、「負の連鎖」「悪循環」を意味する表現です。 "vicious" はラテン語の "vitiosus"(欠点のある、不道徳な)に由来し、さらにその語源は "vitium"(欠点、悪徳)に遡ります。この "vitium" は、本来「傷」「欠陥」といった意味合いを持ち、それが転じて道徳的な欠陥や悪徳を指すようになりました。日本語で例えるなら、「傷口が化膿してさらに悪化する」ようなイメージです。一方、"cycle" はギリシャ語の "kyklos"(円、輪)に由来し、何かが一定のパターンを繰り返すことを意味します。したがって、"vicious cycle" は、「欠点や悪徳が原因で、悪い状態が円を描くように繰り返される」状況を表しています。つまり、一度悪い状態に陥ると、そこから抜け出すことが困難で、状況がどんどん悪化していく様子を指す言葉として使われます。
暗記法
「vicious cycle(悪循環)」は、問題が問題を悪化させる終わりのない負のスパイラル。貧困が教育機会を奪い、それが貧困を再生産するように、社会構造に深く根ざしています。ドストエフスキーの小説や映画『ジョーカー』も、このテーマを描いています。断ち切るには根本的な介入が必要ですが、構造自体が抵抗勢力となるため困難です。SNSでの誹謗中傷も悪循環を生み、社会の分断を深めます。解決には、情報リテラシーと倫理観の醸成が不可欠です。単なる言葉ではなく、問題解決への手がかりとなる概念なのです。
混同しやすい単語
「vicious cycle」と対になる言葉で、発音もスペルも非常に似ているため、混同しやすい。意味は「好循環」であり、「悪循環」である「vicious cycle」とは正反対。文脈をよく理解しないと誤解を招く。特に、会話では注意が必要。
発音が似ており、特にアメリカ英語では「vicious」の /ɪ/ の音が曖昧になりやすい。スペルも 'ci' と 'sc' の違いのみ。意味は「粘性のある」であり、液体などの性質を表す。品詞は形容詞。文脈が全く異なるため、意味を理解していれば区別できるはず。
「vicious」と「victims」は、最初の音が同じであり、スペルも最初の数文字が似ているため、混同しやすい。意味は「犠牲者たち」であり、名詞の複数形。文脈が大きく異なるため、意味を意識すれば区別可能。ただし、発音の類似性から聞き間違いには注意が必要。
「vicious」という単語に含まれる「iss」という音の並びが共通しているため、スペルを記憶する際に「issues」と混同する可能性がある。「issues」は「問題、課題」という意味の名詞であり、動詞としても使われる。文脈が異なれば区別できるが、単語の暗記段階で注意が必要。
"vicious cycle"の構成要素である "cycle" 自体も、発音が似ている単語との混同を引き起こしやすい。例えば、"sickle"(鎌)は発音が近く、スペルも似ているため、特に発音練習の初期段階で注意が必要。"cycle" は名詞で「周期、循環」を意味する。
「vicious」と「official」は、どちらも接尾辞に似た音の響きを持つため、特に発音に慣れていない学習者は混同しやすい。「official」は「公式の、公的な」という意味の形容詞であり、名詞としても使われる。スペルも音も異なるが、単語の区切り方によっては「vicious official」のように聞こえる可能性もあるため、注意が必要。
誤用例
While grammatically correct, the original sentence is verbose and lacks the punch of the 'vicious cycle' metaphor. Japanese speakers sometimes translate linearly, adding clauses sequentially. English, however, often prefers a more concise, impactful structure, especially when using metaphors. The corrected version emphasizes the cyclical nature with a colon and a clearer cause-and-effect sequence.
The original sentence, while understandable, sounds somewhat simplistic. The phrase 'got into' is less sophisticated than 'found himself in'. The Japanese tendency to use conjunctions like 'so' and 'which then' can make English sound repetitive. The corrected version uses 'followed by' and 'leading to' for a more elegant flow. Also, 'overeating' is a more precise and mature term than 'eating too much' in this context, appealing to an educated adult audience.
The original sentence is vague. 'Stuck in a vicious cycle because of the media' doesn't specify the cycle. A more nuanced understanding of 'vicious cycle' involves identifying the reinforcing elements. The corrected version clarifies that negative media coverage is fueling the cycle. It also uses 'mired in' and 'fueled by' for a more sophisticated and active construction, aligning with the intended audience's expectations. Often Japanese speakers use passive constructions where English prefers active ones.
文化的背景
「vicious cycle(悪循環)」という言葉は、問題がそれ自体を悪化させる、終わりの見えない負のスパイラルを象徴します。この概念は、個人の心理状態から社会全体の構造的な問題まで、多岐にわたる状況を説明するために用いられ、しばしば無力感や絶望感といった感情を伴います。
「悪循環」という考え方は、古くから人々の経験の中に存在していましたが、特に近代以降、社会構造が複雑化するにつれて、その影響が顕著に認識されるようになりました。たとえば、貧困は教育機会の欠如につながり、それがまた貧困を再生産するという構造は、まさに悪循環の典型例です。また、環境問題も悪循環の様相を呈しており、森林破壊が気候変動を加速させ、それがさらに森林破壊を促進するという連鎖は、地球規模での危機を招いています。文学作品や映画においても、悪循環は主人公を苦しめる主要なテーマとして頻繁に登場します。例えば、ドストエフスキーの『罪と罰』では、主人公ラスコーリニコフが犯罪を犯したことによって精神的に追い詰められ、それがさらなる苦悩を生み出すという悪循環が描かれています。映画『ジョーカー』もまた、社会からの疎外が悪意を増幅させ、それがさらなる暴力へと繋がる悪循環を描いた作品として解釈できます。
「vicious cycle」という言葉は、単なる原因と結果の連鎖ではなく、その連鎖が自己増殖的に悪化していくというニュアンスを含んでいます。そのため、問題解決のためには、連鎖のどこかを断ち切る、あるいは連鎖の方向性を逆転させるような、根本的な介入が必要となります。しかし、悪循環は一度始まると、その構造自体が抵抗勢力となり、解決を困難にするため、しばしば社会全体の構造改革や価値観の転換が求められます。
現代社会においては、SNSにおける誹謗中傷やフェイクニュースの拡散なども、悪循環を生み出す要因となっています。匿名性が増すことで責任感が薄れ、攻撃的な言動がエスカレートし、それがさらなる攻撃を招くという構造は、社会全体の信頼を損ない、分断を深める可能性があります。悪循環を断ち切るためには、個々人が情報リテラシーを高め、批判的な思考力を養うとともに、社会全体で倫理観を醸成していくことが不可欠です。 「vicious cycle」という言葉は、単なる語彙としてだけでなく、現代社会における様々な問題の本質を理解し、解決策を探るための重要な概念として、私たちの思考を深めるための手がかりとなるでしょう。
試験傾向
- 出題形式: 主に長文読解、稀に語彙問題
- 頻度と級・パート: 準1級以上でまれに出題。級が上がるほど頻度も上がる傾向。
- 文脈・例題の特徴: 社会問題、環境問題、心理学など、やや硬めのテーマで登場しやすい。
- 学習者への注意点・アドバイス: 「悪循環」という日本語訳だけでなく、どのような状況で使われるのか、具体的な例とセットで覚えることが重要。
- 出題形式: 長文読解(Part 7)
- 頻度と級・パート: Part 7で時々見られる程度。頻度は高くない。
- 文脈・例題の特徴: ビジネスにおける問題点や課題を説明する文脈で登場することがある。
- 学習者への注意点・アドバイス: 単語自体の難易度は高くないが、文脈から意味を推測する練習が必要。類義語表現(negative spiralなど)も覚えておくと役立つ。
- 出題形式: 長文読解
- 頻度と級・パート: リーディングセクションで比較的頻繁に出題される。
- 文脈・例題の特徴: 学術的なテーマ(社会学、経済学、環境学など)で、問題の構造や影響を説明する際に使われる。
- 学習者への注意点・アドバイス: 抽象的な概念を説明する際に用いられるため、文脈全体を理解することが重要。パラフレーズ表現(detrimental loopなど)も意識して学習する。
- 出題形式: 長文読解
- 頻度と級・パート: 難関大学の入試問題でよく見られる。
- 文脈・例題の特徴: 社会問題、環境問題、歴史、心理学など、幅広いテーマで登場する。
- 学習者への注意点・アドバイス: 文脈の中で「vicious cycle」が具体的に何を指しているのかを正確に把握することが重要。設問では、その影響や解決策などが問われることが多い。