英単語学習ラボ

prime number

/praɪm/
形容詞

基本の

物事の根幹をなす、最も重要な要素であるさま。他の要素に分解できない、という意味合いを含む。

Our team's prime goal is to make every customer happy.

私たちのチームの最優先目標は、すべてのお客様を幸せにすることです。

この例文は、ビジネスの会議で上司が熱意を込めて語りかけるような情景を描いています。「prime goal」は、チームや会社にとって「最も重要で、最初に達成すべき目標」を示す際によく使われる、典型的な表現です。ここでは「prime」が「主要な、最優先の」という意味で使われています。

Using fresh ingredients is a prime rule for good cooking.

新鮮な材料を使うことは、おいしい料理を作るための基本中の基本です。

この例文は、料理教室で先生が、生徒たちに基本的ながらも最も大切なコツを教えている場面を想像させます。「prime rule」は、何かをうまく行う上で「最も重要で、守るべき基本的なルール」を指します。「prime」はここでは「基本的な、主要な」という意味合いで使われ、物事の根幹をなす要素を表現します。

The prime reason for the accident was a sudden brake failure.

その事故の主な原因は、突然のブレーキ故障でした。

この例文は、ニュース報道で事故の原因を説明するアナウンサーや、調査結果を報告する研究者の情景を描いています。「prime reason」は、ある出来事や問題の「最も主要な、決定的な原因」を示す際によく使われる表現です。ここでは「prime」が「主要な、最も大きな」という意味で、原因の重要度を強調しています。

名詞

素数

数学における素数のこと。1と自分自身でしか割り切れない正の整数。

My dad explained that a prime number can only be divided by one and itself.

父は素数が1とそれ自身でしか割れないと説明してくれました。

この例文は、お父さんがお子さんに算数の宿題を手伝いながら、素数について優しく教えている温かい家庭の風景を描写しています。「prime number」は、このように具体的な定義や説明を伴って使われることが多いです。「can only be divided by...」で「~でしか割れない」という素数の定義を自然に表現しています。

He thought for a moment, "Is 13 a prime number or not?"

彼は少し考えて、「13は素数かな、それとも違うかな?」と思いました。

この例文は、誰かがクイズ番組を見ながら、あるいは算数の問題を解きながら、頭の中で数字を吟味している様子を伝えています。ある数字が素数かどうかを考える、という日常的な思考の場面で「prime number」を使う典型的な例です。「Is A a B or not?」は「AはBですか、それとも違いますか?」と尋ねる際にとても便利な表現です。

Mathematicians often study prime numbers to find hidden patterns.

数学者たちは隠されたパターンを見つけるために、しばしば素数を研究します。

この例文は、大学の研究室で、数学者がホワイトボードに数式を書きながら、素数の持つ奥深さを探求している真剣な姿を想像させます。学術的な文脈で「prime number」がどのように重要視され、研究対象となっているかを説明する典型的な使い方です。「study X to do Y」で「XをYするために研究する」と目的を伝える表現も学べます。

コロケーション

a sequence of prime numbers

素数の数列

素数は無限に続くため、数学的な文脈で「素数の数列」という表現がよく用いられます。特に、特定の性質を持つ素数の数列(例:双子素数の数列)を研究する際に使われます。フォーマルな数学の論文や教科書で頻繁に見られる表現です。

identify a prime number

素数を特定する

ある数が素数であるかどうかを判定する行為を指します。素数判定法(primality test)などのアルゴリズムに関連して使われることが多いです。プログラミングや情報セキュリティの分野でも重要な概念であり、技術的な議論でよく登場します。

relatively prime numbers (coprime numbers)

互いに素な数(公約数を持たない2つ以上の整数)

2つ以上の整数が1以外の公約数を持たないとき、それらは「互いに素」であると言います。数論における基本的な概念であり、暗号理論などにも応用されています。数学的な議論で頻繁に使われ、'coprime numbers' はより口語的な表現です。

prime factorization

素因数分解

ある整数を素数の積で表すことを指します。算数・数学の基礎であり、高度な数学や暗号理論にも応用されます。教育現場や研究分野で広く用いられる表現です。例えば、12 = 2 x 2 x 3 は12の素因数分解です。

the distribution of prime numbers

素数の分布

素数が整数の中でどのように分布しているかを研究する分野を指します。素数定理やリーマン予想など、数論における重要な未解決問題に関連しています。高度な数学の研究論文や解説書でよく用いられる表現です。一見ランダムに見える素数の出現パターンに、深い数学的な構造が隠されていると考えられています。

a large prime number

大きな素数

暗号理論(特にRSA暗号)では、非常に大きな素数(数百桁以上)がセキュリティの根幹を担っています。「大きな素数」という表現は、暗号技術や情報セキュリティの文脈で頻繁に登場します。素数が大きいほど、暗号解読が困難になります。

find prime numbers

素数を見つける

素数を見つける行為そのものを指します。プログラミングの練習問題や、素数探索プロジェクトなど、様々な場面で使われます。エラトステネスの篩(ふるい)などのアルゴリズムを用いて効率的に素数を見つける方法が研究されています。

使用シーン

アカデミック

数学や情報科学の分野で頻繁に使用されます。例えば、暗号理論に関する論文や、素数判定アルゴリズムに関する講義などで、「prime number」という単語が不可欠です。素数の性質を利用した暗号化技術の説明や、特定の範囲における素数の分布を議論する際に用いられます。また、数論の研究においては、素数の性質そのものが重要な研究対象となります。

ビジネス

直接的に「prime number(素数)」という単語がビジネスシーンで使用されることは稀です。しかし、情報セキュリティ関連の部署や、暗号技術を扱う企業などでは、関連する技術文書や会議で言及される可能性があります。例えば、新しい暗号化方式の導入検討に関する報告書や、セキュリティリスクに関するプレゼンテーションなどで、「prime number」の概念が間接的に登場することが考えられます。

日常会話

日常生活で「prime number(素数)」という単語を耳にする機会はほとんどありません。ただし、クイズ番組やパズル雑誌などで、素数に関する問題が出題されることがあります。また、暗号技術に関するニュース記事やドキュメンタリー番組などで、セキュリティの基礎概念として素数が紹介されることもあります。例えば、「インターネットのセキュリティは、巨大な素数を利用した暗号技術によって守られています」といった解説がなされることがあります。

関連語

類義語

  • 数学において、ある数を割り切ることができる数(約数)を指す。例えば、12のfactorは1, 2, 3, 4, 6, 12。学術的な文脈で使用される。 【ニュアンスの違い】"prime number" は、factorが1と自分自身のみである数という、factor の特殊な場合を指す。 "factor" はより一般的な概念。 【混同しやすい点】素数はfactor(約数)を持つが、そのfactorは1と自分自身のみ。factorは素数以外の数にも適用されるため、混同しやすい。

  • integer

    整数を意味する。正の整数、負の整数、およびゼロを含む。日常会話から学術的な文脈まで幅広く使われる。 【ニュアンスの違い】"prime number" は正の整数の一種であり、特定の条件(1と自分自身のみが約数)を満たすもの。 "integer" はより広い概念。 【混同しやすい点】素数は整数であるが、整数すべてが素数ではない(例:4, 6, 8)。素数は正の整数に限られる点も重要。

  • positive integer

    正の整数を指す。1, 2, 3, ...のように、ゼロより大きい整数。数学的な議論で頻繁に使用される。 【ニュアンスの違い】"prime number" は、正の整数のうち、1と自分自身のみを約数とする数。 "positive integer" はより一般的な集合。 【混同しやすい点】素数は正の整数の一部だが、すべての正の整数が素数ではない。1は素数ではないが、正の整数である。

  • natural number

    自然数を意味する。通常、1, 2, 3,...のように正の整数を指す(ただし、定義によっては0を含む場合もある)。数学や日常会話で使用される。 【ニュアンスの違い】"prime number" は自然数の一種で、1と自分自身のみを約数とする特別な数。 "natural number" はより広範なカテゴリ。 【混同しやすい点】自然数には素数と合成数(と1)が含まれる。素数ではない自然数も多数存在する(例:4, 6, 8)。

  • whole number

    0を含む非負の整数を指す。0, 1, 2, 3, ...のように、小数点以下を持たない数。算数や数学の初歩でよく使われる。 【ニュアンスの違い】"prime number" はwhole numberのうち、1と自分自身のみを約数とする数。0は素数ではない。 "whole number" はより基本的な概念。 【混同しやすい点】素数はwhole numberの一種だが、whole numberには0が含まれる点が異なる。また、1は素数ではないが、whole numberである。

  • 数全般を指す。整数、小数、分数、実数、複素数など、様々な種類の数を含む。最も一般的な用語。 【ニュアンスの違い】"prime number" は数のうち、特定の条件を満たすもの。 "number" は非常に広範な概念。 【混同しやすい点】素数は数の一種だが、数には素数ではないものが圧倒的に多い。素数は整数かつ正の数であるという制約がある。

派生語

  • primal

    『最初の』『根本的な』という意味の形容詞。primeの『最初』という意味合いが、より根源的な状態を指すように変化。日常会話よりも、哲学や人類学などの学術分野で『原始的な』という意味で使われることが多い。

  • 『主として』『第一に』という意味の副詞。primeの『主要な』という意味が発展し、物事の優先順位や重要度を示す。ビジネス文書や学術論文で、議論の重点を明確にする際に用いられる。

  • 『原始時代の』『太古の』という意味の形容詞。primeの『最初』という意味合いが、時間的に非常に古い時代を指すように変化。文学作品や歴史学の研究で、地球や生命の起源を語る際に使われる。

反意語

  • composite number

    『合成数』。1と自身以外に約数を持つ数を指し、素数と対照的な概念。数学の専門用語であり、日常会話ではほとんど使われない。素数と合成数は、自然数を分類する上で重要な役割を果たす。

  • non-prime

    『非素数』。素数ではない数を指す一般的な表現。ただし、1も含まれる点に注意が必要(合成数は1を含まない)。数学的な議論で、素数以外の数をまとめて扱う際に用いられる。

語源

"prime number(素数)」は、文字通り「最初の数」を意味します。 "prime"はラテン語の"primus"(最初の、一番目の)に由来し、これはさらに古い語源に遡ることができます。数学においては、素数は1と自分自身でのみ割り切れる数であり、他の数を構成するための基本的な「最初の」要素と見なされます。素数は、他の数を「生み出す」基本的な構成要素であるという点で、数の世界における「最初」の存在と言えるでしょう。例えば、建物を建てる際の基礎となるレンガや、料理を作る際の基本的な調味料のようなものです。素数は、数論という数学の分野において非常に重要な役割を果たしており、暗号技術などにも応用されています。

暗記法

素数は「分割できない」性質から、西洋では古来より特別な意味を持つ数でした。ピタゴラス学派は宇宙の秩序と結びつけ、錬金術では秘密の象徴とされました。孤高や純粋さの象徴として文学にも登場し、神の絶対性を示す宗教的文脈でも用いられます。現代では暗号技術の根幹を支え、守るべき価値を象徴する存在として、その重要性を増しています。単なる数以上の、文化的な深みを持つ単語なのです。

混同しやすい単語

premier

発音が似ており、特にカタカナ英語の『プレミア』という言葉が浸透しているため、意味を混同しやすい。『premier』は『最初の』『最高の』という意味の形容詞、または『首相』という意味の名詞で使われる。一方、『prime』は『主要な』『最良の』という意味の形容詞であり、『素数』という意味の名詞。注意点として、文脈によって意味が大きく異なるため、注意が必要。語源的には、どちらもラテン語の『primus』(最初の)に由来するが、使われ方が異なる。

premise

こちらも発音が似ており、特に語尾の音が曖昧になりやすい。『premise』は『前提』という意味の名詞。論理的な議論や議論の出発点となる考え方を指す。スペルも似ているため、混同しやすい。文脈が全く異なるため、注意が必要。例えば、『prime number』は『素数』だが、『on the premise that...』は『〜という前提で』という意味になる。

primp

発音が似ており、特に早口で発音される場合に混同しやすい。『primp』は『念入りに身繕いをする』という意味の動詞。特に女性が化粧や髪型などを整える様子を表す。スペルも一部似ているため、注意が必要。意味が全く異なるため、文脈から判断することが重要。

print

スペルが似ており、特に『pri-』の部分が共通しているため、視覚的に混同しやすい。『print』は『印刷』という意味の名詞または動詞。新聞や書籍などの印刷物、または印刷する行為を指す。発音も似ているため、注意が必要。特に、『prime』を早口で発音すると『print』のように聞こえることがある。

pride

『pri』の部分のスペルと発音が似ているため、混同しやすい。『pride』は『誇り』という意味の名詞。良い意味でも悪い意味でも使われる。意味が全く異なるため、文脈から判断することが重要。『prime』は数学用語や、品質・重要度が高いことを示すのに対し、『pride』は感情や態度を示す。

prone

発音が部分的に似ており、特に語尾の母音が曖昧になりやすい。『prone』は『〜しがちな』という意味の形容詞。悪い意味で使われることが多い。スペルも一部似ているため、注意が必要。意味が全く異なるため、文脈から判断することが重要。『prime』は優れた状態や基本的なものを指すのに対し、『prone』は傾向や性質を示す。

誤用例

✖ 誤用: My boss is a prime example of a micro-manager.
✅ 正用: My boss is a textbook example of a micro-manager.

日本語の『典型的な例』を直訳して『prime example』としてしまう誤用です。『prime』は『最重要の』『最高の』という意味合いが強く、マイクロマネジメントがポジティブな意味合いを持つ場合にのみ適切です。マイクロマネジメントは通常ネガティブな意味で使われるため、『教科書のような』という意味合いの『textbook example』がより適切です。日本人は、良い意味でも悪い意味でも『最も〜』という表現を安易に使いがちですが、英語では評価が伴う言葉の選択に注意が必要です。

✖ 誤用: The prime suspect was finally arrested.
✅ 正用: The main suspect was finally arrested.

ここでのprimeは『第一の』という意味で使おうとしていますが、犯罪や捜査の文脈では『main suspect』や『chief suspect』がより一般的です。『prime』は数学用語としての印象が強く、日常会話で『第一の容疑者』を指すには不自然に聞こえます。日本人は、英単語を字面通りに解釈し、最も近い意味で当てはめようとする傾向がありますが、文脈によって最適な単語を選ぶ必要があります。特に、ニュース記事や警察発表など、フォーマルな場面では、より一般的な語彙を選ぶことが重要です。

✖ 誤用: Her prime concern is that the project is finished on time.
✅ 正用: Her primary concern is that the project is finished on time.

『prime』と『primary』はどちらも『第一の』という意味を持ちますが、『concern(関心事)』のような抽象的な名詞を修飾する場合には、『primary』がより自然です。『prime』は、時間、場所、順序において『最初』であるニュアンスが強く、抽象的な概念にはやや不向きです。日本人は、細かいニュアンスの違いを意識せずに単語を選んでしまうことがありますが、英語では、文脈に応じて適切な単語を選ぶことで、より自然で正確な表現が可能になります。また、このケースでは、日本語の『一番の懸念』という表現に引きずられて、安易に『prime』を選んでしまう傾向があります。

文化的背景

素数(prime number)は、西洋文化において「分割できない」「唯一無二」といった概念と結びつき、神秘的な力を持つ数として古くから扱われてきました。その性質から、宇宙の根源や神の意志を表す象徴として、数学の世界を超えて文学や哲学、そして宗教的な文脈にまで影響を与えてきたのです。

古代ギリシャのピタゴラス学派は、数を宇宙の秩序を理解するための鍵と捉え、特に素数は特別な意味を持つと考えました。彼らは素数を「原子」のような存在とみなし、他の数を構成する基本的な要素であると同時に、それ自体は分割できない完全な存在として崇拝しました。このような素数に対する神秘主義的な解釈は、中世ヨーロッパの錬金術や占星術にも引き継がれ、素数は秘密の知識や隠された真実を象徴するものとして扱われることもありました。

素数の「分割できない」という性質は、比喩的に「独立」「孤高」「純粋」といったイメージと結びつけられることもあります。例えば、文学作品においては、社会に迎合せず独自の道を歩む主人公や、誰にも理解されない天才的な人物を象徴するために、素数が用いられることがあります。また、宗教的な文脈においては、神の絶対性や唯一性を表すために、素数の概念が用いられることもあります。近年では、インターネットの暗号化技術において素数が重要な役割を果たしており、情報セキュリティの根幹を支える存在として、その重要性はますます高まっています。この事実は、素数が現代社会においても「守るべきもの」「唯一無二の価値」を象徴する存在として、新たな意味を帯び始めていることを示唆していると言えるでしょう。

このように、素数は単なる数学的な概念にとどまらず、文化的な象徴として、時代を超えて人々の思考や表現に影響を与えてきました。その神秘的な魅力は、これからも様々な分野で新たな解釈や表現を生み出していくことでしょう。

試験傾向

英検

この単語が直接問われることは少ないですが、数学や科学に関するテーマの長文読解で、背景知識として登場する可能性があります。その場合、文章全体の理解を助ける役割を果たします。特に注意点はありません。

TOEIC

TOEICでは、この単語が直接問われることは稀です。しかし、統計やデータ分析に関する文章で、背景知識として必要になることがあります。ビジネスの文脈ではほとんど使用されません。

TOEFL

TOEFLのリーディングセクションでは、数学や科学に関するアカデミックな文章で登場する可能性があります。文脈から意味を推測できる必要があり、正確な理解が求められます。定義や性質に関する記述に注意してください。

大学受験

大学受験の英語長文読解では、理系の学部に関連する文章で登場する可能性があります。文脈理解が重要であり、単語の意味だけでなく、文章全体の内容把握に役立てる必要があります。背景知識として知っておくと有利です。

免責事項

英単語学習ラボは生成AIで機械的に意味や英語表現を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。

このページについて

作成:英単語学習ラボ
生成支援:Google Gemini
最終更新:2025年8月4日

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