motorway
第1音節に強勢があります。『モゥ』は、日本語の『モ』よりも口を丸めて発音し、二重母音 /əʊ/ を意識しましょう。/tər/ の 'r' は、舌をどこにもつけずに、口の中で丸めるように発音するとよりネイティブに近くなります。最後の /weɪ/ は、二重母音で、日本語の『ウェイ』よりも『ウェ』から『イ』への移行を滑らかにすると自然です。
専門的な内容に関するご注意
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高速道路
特にイギリス英語で使われる表現。アメリカ英語のfreewayやexpresswayに相当し、都市間を結ぶ、制限速度の高い自動車専用道路を指す。一般道との交差を避け、スムーズな交通を可能にする。
My family got onto the motorway early to avoid traffic.
私の家族は交通渋滞を避けるために、早く高速道路に乗りました。
※ この例文は、旅行や遠出の出発時によくある状況を描写しています。朝早く家を出て、スムーズに目的地へ向かいたいという気持ちが伝わってきますね。「get onto the motorway」で「高速道路に乗る」という、よく使うフレーズを覚えましょう。
On the motorway, we could drive very fast and see the open fields.
高速道路では、私たちはとても速く運転でき、開けた野原を見ることができました。
※ 高速道路を走る時の爽快感や、そこから見える景色をイメージできます。高速道路の大きなメリットである「速く移動できること」と、その道中での体験を表現しています。「On the motorway」で「高速道路上で」という場所を示しています。
We took the motorway to save time and arrived quickly.
私たちは時間を節約するために高速道路を利用し、早く到着しました。
※ 目的地へ移動する際に、高速道路を選ぶ理由として最も一般的な「時間短縮」を表現しています。計画通りに早く着けた時の達成感も感じられますね。「take the motorway」で「高速道路を使う・利用する」という意味になります。
コロケーション
高速道路に合流する
※ 文字通り、高速道路に進入することを指します。特に、合流車線を使って本線にスムーズに入っていく状況を表します。運転中に頻繁に使う表現で、標識などにも使われています。類似表現に 'enter the motorway' がありますが、'join' の方がより日常的で、流れに乗るニュアンスを含みます。注意点として、イギリス英語では 'slip road' が合流車線を指す一般的な言葉です。
高速道路のサービスエリア
※ 高速道路沿いにある休憩施設のこと。ガソリンスタンド、レストラン、トイレなどが含まれます。イギリス英語でよく使われる表現で、アメリカ英語では 'rest area' や 'service plaza' と言います。長距離運転の際には必要不可欠な施設であり、'motorway services' という言葉自体が、休憩を取る場所、という意味合いを持ちます。
高速道路網
※ ある地域や国全体の高速道路のシステムを指します。道路がどのように接続され、どのように機能しているかという構造的な意味合いを含みます。例えば、「イギリスの高速道路網はよく整備されている」のように使います。'road network' という表現もありますが、'motorway network' は特に高速道路に限定したネットワークを指す場合に用いられます。
高速道路の制限速度
※ 高速道路で許容される最高速度のこと。国や地域によって異なり、標識で明示されています。速度制限は安全のために設けられており、違反すると罰金が科せられます。'speed limit' は一般的な制限速度を指しますが、'motorway speed limit' は特に高速道路に適用される制限速度を強調する際に使われます。EU諸国では速度制限が厳格に守られています。
高速道路での事故
※ 高速道路上で発生した交通事故のこと。高速走行が多いため、重大な事故につながりやすいです。ニュース記事や交通情報で頻繁に使われる表現です。'car accident' はより一般的な自動車事故を指しますが、'motorway accident' は場所を特定することで、事故の深刻さや交通への影響を示唆するニュアンスがあります。
高速道路から障害物を取り除く、高速道路の交通規制を解除する
※ 事故や故障車などによって通行止めになっていた高速道路から、それらの障害物を取り除き、再び通行可能にすることを指します。警察や道路管理者が行う作業を指すことが多いです。ニュースや交通情報などで、「事故現場がclearされ、交通が回復しました」のように使われます。'clear the road' という表現もありますが、'motorway' を使うことで、より大規模な交通への影響を強調します。
高速道路のパトロール隊
※ 高速道路を巡回し、交通違反の取り締まりや事故処理、故障車の救援などを行う警察官や道路管理者のことです。彼らは高速道路の安全を維持するために重要な役割を果たしています。'police patrol' は一般的な警察のパトロールを指しますが、'motorway patrol' は特に高速道路に特化した活動を意味します。彼らの存在は、高速道路の安全性を高める上で不可欠です。
使用シーン
地理学や交通工学の研究論文で、特定の国の高速道路網について分析する際に使用されます。例えば、「英国のmotorway網は、都市間の移動時間を大幅に短縮した」のように記述されます。
物流関連の企業が、輸送ルートの効率化について議論する際に使用されることがあります。例えば、「motorwayの利用により、輸送コストを削減できる可能性がある」といった文脈で使われます。
旅行の計画を立てる際や、交通情報に関する会話でよく使われます。例えば、「週末はmotorwayが混むから、早めに出発しよう」といった状況で用いられます。
関連語
類義語
一般的に、都市間や州間を結ぶ主要な幹線道路を指します。アメリカ英語でよく使われ、日常会話やニュースなど幅広い場面で使用されます。 【ニュアンスの違い】「motorway」よりも一般的な用語で、必ずしも高速道路であることを意味しません。無料の道路や一部有料の道路も含まれます。速度制限が低い区間や、インターチェンジの間隔が短い場合もあります。 【混同しやすい点】「highway」は、必ずしも高速道路(制限速度が高い道路)を意味しない点です。イギリス英語では「motorway」がより正確な表現です。
交通の流れを妨げないように、立体交差やアクセス制御(出入り口の制限)が施された高速道路を指します。アメリカ英語でよく使われます。 【ニュアンスの違い】「motorway」と同様に、高速道路を意味しますが、原則として通行料が無料の道路を指します(ただし、有料道路も存在します)。交通のスムーズさを重視した設計が特徴です。 【混同しやすい点】「freeway」は、無料の高速道路を指すという点です。有料の高速道路は「tollway」と呼ばれます。「motorway」は有料・無料に関わらず使われます。
- expressway
都市部や地方を結ぶ高速道路を指します。有料・無料の両方が存在し、日本やアジアの国々でよく使われる用語です。 【ニュアンスの違い】「motorway」よりも広い意味を持ち、必ずしも最高速度が高い道路を意味しません。都市高速道路のように、比較的短い区間やカーブが多い区間も含まれます。 【混同しやすい点】「expressway」は、高速道路全般を指す場合があり、「motorway」のような特定の規格(高い制限速度、交通規制など)を必ずしも満たさない点です。
- trunk road
主要な都市を結ぶ幹線道路を指します。イギリス英語で使われることが多く、歴史的な背景を持つ道路を指すこともあります。 【ニュアンスの違い】「motorway」よりも古い概念で、必ずしも高速道路ではありません。かつて重要な役割を果たした道路が、現在でも幹線道路として利用されている場合に用いられます。 【混同しやすい点】「trunk road」は、必ずしも高速道路ではないという点です。歴史的な経緯を持つ幹線道路を指す場合があるため、「motorway」とは意味合いが異なります。
- autobahn
ドイツ語で「高速道路」を意味し、特にドイツの速度無制限区間を含む高速道路網を指します。ヨーロッパの他の国でも使われることがあります。 【ニュアンスの違い】「motorway」と同様に高速道路を意味しますが、速度無制限区間があることが特徴です。ただし、速度制限がある区間も存在します。 【混同しやすい点】「autobahn」は、特定の国(主にドイツ)の高速道路網を指すという点です。「motorway」はより一般的な用語です。
- turnpike
かつて通行料を徴収していた私設道路、または現在でも有料の高速道路を指します。主にアメリカ英語で使われます。 【ニュアンスの違い】「motorway」とは異なり、歴史的な背景を持つ有料道路を指します。かつては道路維持のために通行料を徴収していましたが、現在では有料の高速道路全般を指すこともあります。 【混同しやすい点】「turnpike」は、有料道路であることを強調する用語です。「motorway」は有料・無料に関わらず使われますが、「turnpike」は歴史的な経緯を持つ有料道路を指すことが多いです。
派生語
『モーター』、『原動力』を意味する名詞。motorwayの構成要素であり、自動車(motor vehicle)の推進力を担う機械を指す。日常会話から技術的な文脈まで幅広く使われる。
- motoring
『自動車に乗ること』、『ドライブ』を意味する名詞。motorから派生し、-ing形が名詞化したもの。レジャーとしての自動車利用や、交通に関する文脈で用いられる。
『自動車の運転手』を意味する名詞。motorに『〜する人』を表す接尾辞-istが付いたもの。ニュース記事や交通法規などで使われる。
反意語
- footpath
『歩道』を意味する名詞。motorwayが自動車専用道路であるのに対し、footpathは歩行者専用の道。都市計画や地図製作の文脈で対比される。
- byway
『脇道』、『裏道』を意味する名詞。motorwayが主要道路であるのに対し、bywayは交通量の少ない、地方の道を示す。旅行記や地理学の文脈で使われる。
- bridleway
『馬道』を意味する名詞。Motorwayが自動車専用であるのに対し、bridlewayは乗馬専用道を示す。田舎の道などで見られ、ハイキングコースなどにもなっている。
語源
"motorway"は、自動車(motor)が走行する道(way)という単純な組み合わせでできた言葉です。 "motor"は「原動機、モーター」を意味し、ラテン語の"movere"(動かす)に由来します。"movere"は英語の"move"(動く)の語源でもあり、何かを動かす力、推進力を表します。一方、"way"は古英語の"weg"に由来し、道、通路、進む方向といった意味を持ちます。日本語の「道(みち)」も、単に移動する場所だけでなく、人生の道筋や方法といった抽象的な意味合いも含むのと似ています。つまり、"motorway"は「自動車がその推進力を使って進むための特別な道」という文字通りの意味合いから、「高速道路」という特定の種類の道路を指す言葉として定着しました。
暗記法
Motorwayは単なる道ではない。それは20世紀の自動車文化がもたらした自由と繁栄の象徴だ。戦後イギリスの復興を象徴するM1は、国家の威信をかけたプロジェクトだった。経済成長を促進する一方で、景観破壊という批判も生んだ。映画や小説では、逃避や孤独の舞台となり、現代社会の象徴として描かれる。アメリカのhighwayとは異なり、国家主導のインフラ整備というニュアンスが強く、イギリス人の心に深く刻まれている。
混同しやすい単語
『motorway』と『motoring』は、どちらも『motor-』から始まるため、スペルと意味の両方で混同しやすい。しかし、『motoring』は『自動車での移動』という意味の動名詞であり、『motorway』のような特定の道路を指す名詞ではない。文脈で判断する必要がある。
『motorcade』は、特に重要な人物を乗せた自動車の列を意味する。スペルの一部が共通しているため、視覚的に混同しやすい。意味が大きく異なるため、注意が必要。ニュースなどで使われることが多い。
『-way』という接尾辞が共通しているため、視覚的に混同しやすい。『waterway』は『水路』を意味し、自動車が走る道路ではない。構成要素の意味(motorとwater)の違いを意識すると区別しやすい。
『motorway』を分解して『more way』と誤解する可能性がある。特に、英語学習初期の段階でありがち。意味は『もっと道』となり、文法的に不自然。複合語としての『motorway』を認識する必要がある。
語尾の『-way』が共通しており、道路や通路といった意味合いで連想しやすい。『gateway』は『玄関口』や『入り口』といった意味で、比喩的にも使われる。スペルと意味の両面で注意が必要。
『-way』の類似性から、スペルミスしやすい。意味も全く異なり、『とにかく』や『いずれにせよ』といった意味合いで使われる副詞。発音も異なるため、注意が必要。
誤用例
日本人は副詞を作る際、安易に形容詞に『-ly』を付けがちですが、『speedly』は非標準的な表現です。英語では、速度を表す副詞として『fast』が一般的に使われます。これは、日本語の『〜的に』のような発想で英語を作ってしまう典型的な例です。また、英語の『speed』は名詞であり、形容詞は『speedy』ですが、副詞として使う場合は『fast』を用いるという語彙の使い分けを理解する必要があります。
『motorway』は総称であり、個別の高速道路を指す場合は、通常、路線番号(例:M1, A1)を用います。日本で『高速道路』と一般的に言うのに対し、イギリスでは個別の路線名を具体的に示すのが一般的です。これは、日本の道路行政が全国一律の規格で管理されているのに対し、イギリスの高速道路網が歴史的経緯から多様な管理主体を持つことに起因します。路線番号を使うことで、より正確な情報を伝え、誤解を避けることができます。
『jam』は名詞として『交通渋滞』の意味を持ちますが、形容詞としては使いません。形容詞として渋滞を表すには『congested』が適切です。日本人は『渋滞している』を直訳的に『jam』を使って表現しようとしがちですが、これは誤りです。また、口語的な表現として『The motorway was very busy today』も自然です。教養ある大人の会話では、よりフォーマルな『congested』が好まれるでしょう。
文化的背景
「motorway」は、単なる道路ではなく、20世紀の自動車文化と、それによってもたらされた自由と繁栄の象徴です。特にイギリスにおいて、motorwayは戦後の復興と近代化を象徴する存在であり、国家の威信を示すプロジェクトとして建設されました。
イギリス初のmotorwayであるM1は、1959年に開通しました。これは、当時としては画期的な高速道路であり、ロンドンとバーミンガムを結ぶ重要な交通路となりました。M1の建設は、イギリスの自動車産業の発展を促進し、人々の移動を容易にすることで、経済成長に大きく貢献しました。しかし、同時に、motorwayの建設は、農村部の景観を破壊し、地域社会に影響を与えるという批判も受けました。motorwayは、単に便利な交通手段であるだけでなく、開発と環境保護、進歩と伝統という、相反する価値観の衝突を象徴する存在でもあるのです。
motorwayは、イギリスのポピュラーカルチャーにも影響を与えました。例えば、映画や小説には、motorwayを舞台にしたシーンが数多く登場します。これらの作品では、motorwayは、逃避、冒険、そして孤独といったテーマを表現するために用いられることがあります。また、motorwayは、しばしば現代社会の象徴として描かれ、そのスピード感や匿名性が、現代人の生活様式を反映していると解釈されることもあります。
アメリカにおける「freeway」や「highway」とは異なり、イギリスの「motorway」は、より計画的で、国家主導のインフラ整備というニュアンスを含んでいます。それは、戦後の国家再建という歴史的背景と深く結びついており、単なる道路以上の意味を持つ言葉として、イギリス人の心に深く刻まれています。motorwayは、過去と未来、個人と社会、そして自由と責任といった、様々な要素が複雑に絡み合った、文化的なアイコンなのです。
試験傾向
この単語が英検で直接問われる頻度は比較的低いですが、長文読解でイギリスに関する文章が出題された場合、背景知識として出てくる可能性があります。特に準1級以上では、イギリスの交通事情に関する文章で間接的に理解を問われることがあります。
1. **出題形式:** 長文読解
2. **頻度と級・パート:** 準1級以上、長文読解
3. **文脈・例題の特徴:** イギリスの地理、交通、文化に関する文章。
4. **学習者への注意点・アドバイス:** イギリス英語特有の語彙として覚えておくと、背景知識として役立ちます。
TOEIC L&Rテストでは、この単語が直接問われることは稀です。しかし、イギリス英語の音声が使用される場合、リスニングセクションで間接的に出てくる可能性があります。
1. **出題形式:** リスニング(稀に長文読解)
2. **頻度と級・パート:** 全パートを通して低い
3. **文脈・例題の特徴:** イギリスの都市や旅行に関する会話やアナウンス。
4. **学習者への注意点・アドバイス:** イギリス英語の単語として覚えておくと、音声を聞き取る際に役立つことがあります。
TOEFL iBTでは、この単語が直接問われることは少ないと考えられます。しかし、イギリスの都市計画や交通システムに関するアカデミックな文章で、背景知識として出てくる可能性があります。
1. **出題形式:** リーディング
2. **頻度と級・パート:** 低い
3. **文脈・例題の特徴:** 都市計画、交通システム、環境問題に関する学術的な文章。
4. **学習者への注意点・アドバイス:** イギリス英語の語彙として知っておくと、読解の助けになることがあります。
大学受験の英語では、この単語が長文読解で出題される可能性はありますが、頻度は高くありません。イギリスに関する文章や、交通に関するテーマで出てくることがあります。
1. **出題形式:** 長文読解
2. **頻度と級・パート:** 中程度
3. **文脈・例題の特徴:** 環境問題、都市開発、海外旅行に関する文章。
4. **学習者への注意点・アドバイス:** イギリス英語の単語として覚えておくと、読解の際に役立つことがあります。アメリカ英語の "highway" との違いを意識しておくと良いでしょう。